世界一変なジョン・レノン像:The Weirdest John Lennon Statue



Medellin drug cartel kingpin Carlos Lehder  (anti-US, anti-Communist, neo-Nazi and huge Beatles fan) commissioned this statue of John Lennon as centerpiece of his German-themed resort hotel, Posada Alemena, in Pereira, Columbia.
"The statue itself is worthy of attention for here Lennon is depicted in the nude, wearing only a Nazi helmet, holding a guitar, and with a bullet hole in his heart." - Peter Levenda "Unholy Alliance: A History of Nazi Involvement with the Occult"

ナチスのヘルメット被ってギター抱える裸のジョン・レノン像。
胸にはドッカリ弾痕が空いている。

これはメデジン・カルテルの大物カルロス・レーデル(反米・反共・ネオナチ兼ビートルズファン)がレノンの死を悼み、コロンビアに所有する「Posada Alemena(ドイツ・ホテル)」の庭に建立したもの。放っとくと人はいろんなもの作るんね。

ピーター・レヴェンダ著『Unholy Alliance: A History of the Nazi Involvement With the Occult』によると、レーデルは終戦前に南米に逃れたドイツ人エンジニアがコロンビア人女性教師との間にもうけた子で、生まれてすぐ親は離婚し、母親にNYで育てられた。10代から大麻売人、18歳から車泥棒やって、26歳で務所入り。そこで大麻をアメリカにメキシコから小型機で密輸してるジョージ・ユング(映画『ブロウ』でジョニー・デップが好演)と知り合って、同じスキームを南米コカイン密輸に応用することを思いつきタッグを組み、服役中の関係者からマネーロンダリングおよび密輸のノウハウを徹底的に聞き込む。

1975年出所後、飛行機盗んでバハマのノーマンズケイを根城に南米-USAの麻薬輸送網を確立、島を通過するコカインの4分の1を懐に入れ、3年で世界屈指の富豪となる。ネオナチ党を結成し国政もやるのだけど贈賄やり過ぎで資産凍結され無一文となり森をフラフラ歩いていってパブロ・エスコバルのもとに匿われるも結局は密通でアメリカに強制送還され今なお収監中。

なんでネオナチが南米でジョン・レノンなんだよって思うけど、いちおうアメリカをコカイン漬けにして米帝国主義をぶっ潰す、という大義があったようだ。


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[Boardgamegeek via BuzzFeed]


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