ライナス・トーバルズは過去の人?!:Linus Torvalds doesn't matter!?!

Here I translated NewsForge's "Linus Torvalds doesn't matter!?!", a satire joke responding to Business 2.0's "10 people who don't matter" on CNN.com (complete list below).
Steve Ballmer (CEO, Microsoft) / Jeffrey Citron (Chairman and chief strategist, Vonage) / Reed Hastings (CEO, Netflix) / Ken Kutaragi (President, Sony) / Warren Lieberfarb (Senior Consultant, HD-DVD Promotion Group) / Rob Malda (Slashdot.org) / Arun Sarin (CEO, Vodafone) / Jonathan Schwartz (CEO, Sun Microsystems) / Linus Torvalds (Creator, Linux) / Mark Zuckerberg (Founder, Facebook)
When you click on their photo gallery, you see huge ads by Reed Hastings' Netflix . (Related: 50 people who do matter, Dad of Linus Torvalds)


CNN掲載「影響力のない10人」にライナス・トーバルズが入っている。顔ぶれは上の通り。ハッキリ言ってどうでもいい(doesn't matter)のはこのリストの方なんだけども、記事からフォトギャラリーをクリックすると「影響力のないリード・ハスティングス氏」の下にネットフリックス(氏の会社)の広告がドカドカ出てくる。ひどいことするなぁ…。以下の文章は、この不名誉についてライナス本人に単独インタビューを断行した、というオープンソース系情報サイトNewsForgeのインチキ記事全訳ね。



報告・Joe Barr記者/photo from CNN.com

先日のニュースには目を疑った。が間違いない、正真正銘ホンモノだ。過去100年で最もディスラプティブなテクノロジー、リナックスを作ったライナス・トーバルズが過去の人、そうCNNが報じたのだ。

リストに名前の挙がった有名人は他にもいる。マイクロソフトのスティーブ・バルマー、スラッシュドットの創設者ロブ・マルダ。でもトーバルズと言えばリナックスとフリーソフトウェアの業界では掛け値なしの最重要人物だ。少なくともこれまではそうだった。彼のことを記事はこんな風に紹介している。:
トーバルズがこのリストにいること自体、彼が提唱したオープンソースの概念が成功したことの動かぬ証拠。リナックスOSは高速かつ安価で制御が効かない、元々の設計がそうなっている。トーバルズは今もリナックス最奥部にあるコアの変更は監督するが、技術はほとんどが外部の人や、レッドハット(Red Hat)、ノベル(Novell)のような企業が手がけている。ソフトウェア産業全体に影響を与えたパワフルな概念を広めた功績は彼にあるだろう。しかし、トーバルズが手がけたプロジェクトは著名な生みの親をとっくの昔に追い越し、成熟した。(訳註:この解説かなり不評です)
では早速トーバルズに感想を聞いてみよう。再起不能な痛手である点には極力配慮した。 以下は、メールによる質疑応答だ。

NewsForge: 栄光からの凋落が報じられたわけだが、感想は?

Torvalds: フォーチュンの記者め、片っ端からとっ捕まえて順番に殺してやる(訳註:記事はBusiness 2.0編集部がまとめた)。思い知らせてやるぜ。グゥワッハッハッハッハ~!

NewsForge: スティーブ・バルマーと一緒に「12ステップ回復組」を組織する意思は?

Torvalds: いや。この件ではライバルだからな。スティーブ・”忍者"・バルマーが私より先に椅子状手裏剣(訳註:グーグルに腹心の部下を引き抜かれて激昂したバルマーCEOが椅子を投げ飛ばして壊した’椅子投げ飛ばし事件’)で記者の身柄を押さえでもしたら大変だ。巧妙なんだよ、あのスティーブって男は。それに彼には社用ジェットという武器もある。勝利は我が手中にあり!

NewsForge: リナックスで何十億ドルかボロ儲けしたという話は本当か?

Torvalds: いやいや。リナックスは隠れ蓑で実際には麻薬の密輸で儲けたんだ。”技術の未来"を語るとかの名目で国際会議を飛び回りながら陰で密かにそういうことをしていた。リナックス・カンファレンスに集まる連中はロン毛のヒッピーでラリってる感じのが多い。アレ見て一度もピンと来なかった? どうせヲタクだからって思ってたんだろ、な?  勘違いされ易いんだ。完璧な隠れ蓑だった。

NewsForge: 今回こうしてAリストから脱落したわけだが、LWCEの基調講演に戻る予定は?

Torvalds: ある種の多国籍政府組織ではAリストの現役だ。答えは絶対Noだね。

NewsForge: カーネルのハッカーからは相変わらず信望が厚いということか?

Torvalds: こう見えてロン毛のヒッピーの間ではまだリスペクトがあるんだよ。ウィンク、ウィンク。


Related: Dad of Linus Torvalds (トーバルズ氏のパパ)

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Comments

  1.  がははっ!
     面白いです、NewsForgeのインチキ記事。
     しかし、このインチキ記事の方が、ライナス・トーバルズを怒らせそう(笑)。
     でも、オープンソースを提唱されたほどの方なら、笑って許してくれるかも知れませんね。=)

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  2. 怒るのも思う壺だし考えた末がコレ。笑

    影響力のある50人」だけじゃフォーブズの長者番付けに対抗できないから、こんな人寄せパンダ作ってんでしょうけど…微妙に過去の人も混じってたりするのが、なんともはや。

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