ニューヨークの秋: Autumn in New York - Vernon Duke



村上春樹の『 走ることについて語るときに僕の語ること』を友だちが貸してくれて読んだら、p.181-182にヴァーノン・デューク作詞作曲『ニューヨークの秋』 (1934年)の歌詞が載っていた。


Vernon Duke “Autumn in New York”

Dreamers with empty hands
May sigh for exotic lands
It's autumn in New York
It's good to live it again

あてなく夢見る人々はただ
その蟲惑の光景にため息をつくだろう
それがニューヨークの秋
私はまたここに戻ってきた

-YouTube


野暮を承知でニットピッキング(重箱の隅)すると、この「sigh for exotic lands」は「異郷の地を夢見てため息をつく」、本では「live again」だけど「live it again」にしないと「生きることそのもの」になっちゃうような…

でも、なんだろう、秋の美しさに染まる街の雰囲気、そこを走る喜びがこの上なく出ていて、これも素敵ですね。村上春樹から見たら異郷だし、正しく間違えてるっていうか。

歌詞全文&歌の解説はこちら。上に埋めたのは、この曲がベースの映画サウンドトラック。ボーカルはYouTubeで聴けるよん(←thanks, georgeさん!)。

ところで私もこの10000000分の1ぐらいは走るので、この本は全編興味深く読めた。ここでチラッと紹介した米誌『Runner's World』の写真撮ったカメラマンの話が出てくるところとか(機材バン1台分持ってハワイまで撮影にいってたのね!どうりでいい写真だと思ったー)。「ようがす」と渋々承知する村上春樹の体とか。

今日はメモリアルデー。厳粛な休日です。

Comments

  1. Satomiさん、お久しぶりです!

    その節はサポートありがとうございました。皆さんの支援を得て正常な生活を取り戻したNoel達は、任期を終えて日本に帰国してきました。

    それはさておき、Youtubeで歌詞付きを発見。寄せ集め画像も一緒なので著作権的にはかなりグレーというかダークな感じですが。

    http://youtube.com/watch?v=fqPNHGkQl5M

    ReplyDelete
  2. おおー、ありがとうございます!
    前置きが長いぜ>フランス人 
    追加させていただきましたっ。

    Noelさんたち帰国ですか、
    そうでしたか…。

    こんな海の写真見たらまた戻りたくなっちゃうかもですね。でも日本にも、よく探せばこんな海もあるんですね。やっぱり「立入禁止」で怯んじゃだめですよね。

    ReplyDelete

Post a Comment