反イスラム映画抗議で駐リビア大使ら4人死亡、監督遁走:Anti-Islam Filmmaker in Hiding after Deadly Riots in Libya



The violence that claimed the life of Chris Stevens, the U.S. ambassador to Libya, and three of his American staff members yesterday appears to have been sparked by an obscure, anti-Islam film produced by Sam Bacile, an Israeli-American real-estate developer who says his goal was to draw attention to the hypocrisies of Islam. [...]Not a whole lot more is known about his film, Innocence of Muslims, which appears to have been screened only once, to a near empty theater in Hollywood earlier this year.

アメリカのクリス・スティーブンス駐リビア大使および職員3名の命が犠牲となった昨日の襲撃は、イスラエル系アメリカ人の不動産開発サム・バシル氏が「イスラム教の偽善に注意を喚起するため」プロデュースした知名度ゼロの反イスラム映画が引き金となったようだ。 [...]映画の名は「Innocence of Musllims」。今年ハリウッドの劇場(ほぼ空っぽ)で1度だけ上映されたということ以外、詳しい情報はない。- Slate

この映画はイスラエル人100人からの寄付で作成したもので、コーラン焼くときぐらいしかテレビに出てこないフロリダのテリー・ジョーンズ神父も宣伝に加わっていた。

7月にYouTubeに公開したトレーラーにエジプト人が字幕をつけて最近ウェブに公開し、「ムハンマドを侮辱する映画だ!」とアラブ各国で抗議デモが発生。

リビア国内ではイスラム教保守層が中心となって領事館にロケット弾など投じて放火・襲撃。職員一行は秘密の隠れ家に逃げたが、そこもなぜか居場所がバレてて襲われ、領事館・隠れ家の両方で計4名が殺された。

脚本・監督兼務のバシル氏は行く先をくらましているが、APからの電話取材には「イスラムは癌、ピリオド」と答えている。

こういうゴミのような映画でまた多くの尊い命が奪われてしまった。やるせない。

UPDATE:  CBSによると、領事館前の群集を散らそうと思って米兵が空砲したら、逆に発砲音に怒って館内に雪崩れ込んでしまったようだ。隠れ家を教えたのは警備員という情報も。

UPDATE2: 予め武装勢力が9.11断行をプランした、という説も。オバマは米国民にリビア国外退去を命じた。

UPDATE3: 加州にはサム・バシルという名での不動産登録はない。イスラエル外務省報道官はNYタイムズに「誰も彼の素性は知らない。イスラエル映画業界でも無名の存在であり、彼のしたことはイスラエルと無関係。あの監督は筆舌に尽くしがたいバカだ」と言っている。因みに上映に立ち会った関係者の話では、映画館に入ってきた観衆は「ほぼゼロ」ではなく文字通り「ゼロ」だったそうだ。(ブルームバーグより)


UPDATE4: なに、映画なんか関係なくて最初から武装勢力の911計画テロだったんだってよ。不穏な動きをキャッチして現地から本土に応援要請きてたんだけど無視されたようだ。911に警備強化もしないでベガスで呑気に選挙資金集めやってたオバマって…


[Slate, ReutersRT, NYT]

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