ベゾス夫人がベゾス本を酷評、アマゾンで星1個つけて去る:Jeff Bezos' Wife Gives 1-star to New Amazon Book

(c) NY Mag
横道だが「ベゾスこんな
ちっちゃかったけ?」とこちらも話題
There is no such thing as bad publicity.

Thanks to her one-star dismissive review, Brad Stone's new book is now gaining so much attention!

  If it's an elaborate marketing (the book is very positive account of her husband and Amazon), that's exactly what one might expect from the wife of Jeff Bezos.


先月発売のブラッド・ストーン著「The Everything Store: Jeff Bezos and the Age of Amazon(なんでもストア:ジェフ・ベゾスとアマゾンの時代)」のアマゾン書評欄にマッケンジー・ベゾス夫人(小説家)が降臨、「デタラメ書いてるんじゃないわよ」と星1個つけて去り注目を集めている。

第1章に、ベゾスがちょうど会社辞めて次なにしようか考えてる時に、読んだばかりのカズオ・イシグロの「日の名残り」の登場人物のこと思い出して、「後悔最小化フレームワーク」で次のステップを決めようと思いついた、とあるが、

いい書き出しだけど、こんなの嘘。ジェフが「日の名残り」を読んだのはアマゾン創業した1年後よ。
と剣もホロロ。
これだけなら大したことないかもだけど、そうじゃない。私が知ってる話と照合して読むと、どこもかしこもあまりにも間違いが多過ぎて、本に書かれてる話はどれも本当かなって身構えてしまう。ここに書評書いてるJonathan LeblangさんとRick Dalzellさんと同じで、私も本に書かれてる話の多くを直に見てきました。D. E. Shawではジェフの下で働いていたし、彼がビジネスプランを書いた時にもその場にいました。他の大勢の人に混じってジェフと一緒に働いて。改造したガレージで、地下の倉庫の物置き、バーベキューの臭いがしみたオフィス、クリスマスで大わらわの配送センター、ドアとデスクで足の踏み場もない会議室で、アマゾン史の黎明期を一緒に過ごしたんです。ジェフと私はもう20年連れ添ってるのよ。

[...]本では「~とベゾスは思った」、「~とベゾスは期待した」、「~とベゾスは心に決めた」、「~とベゾスは心配した」、「~とベゾスはイラついた」、「~とベゾスは気もそぞろになった」、「~とベゾスはひらめいた」というような言い回しが何度も出てきて、必ず出典の注釈が付いてるのだけど、読者のみなさん、ジェフは一度もインタビュー受けてないんですよ。

ひょえ~((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

北極星のように輝く星1個


筆者のストーン記者は息絶え絶えで、「間違いがあれば喜んで修正します」、「夫人の知ってる話だけがすべてとは思わない。夫人より僕はバイアスないつもりです」と言い返すのがやっとであった。まあ、「悪評もまた評なり」であるよ。




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